新たに深海生物3種展示 伊豆・三津シーパラダイス 沼津
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスはこのほど、新たに3種の深海生物の展示を始めた。いずれも良い状態で採集されることが珍しく、同館での展示は初めてという。
展示は、口の上の長いとげと足のように発達した胸びれが特徴の深海魚「ハナナガソコホウボウ」、長いはさみ脚を持つ「オカダシンカイコシオリエビ」、ヒゲが長く平たい体の「ヒゲナガチュウコシオリエビ」。3~4月に駿河湾の底引き網漁船に同館の飼育員が乗船して採集した。水族館棟の深海生物展示コーナーで公開している。
同館は約45種180個体の深海生物を飼育する。魚類担当の飼育員水野晋吉さんは「ほかでは見られない珍しい生き物も多い。じっくり観察して楽しんでほしい」と話した。