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テーマ : 島田市

茶況(5月12日)数量限られ取引足早 静岡市中 県産一茶

 静岡市中の県産一茶は、東部から荷物が届いた。持ち込み数量全体が減る中で取引は足早に終わった。
 富士は20~10円ほど値を下げ、780~720円の範囲内での成立が多かった。もみ方などに特徴がみられた荷は小戻し、800円台後半で取引された。
 かぶせは2000円周辺の値が付いた。富士の生産者は「他産地の生産が終了する中で、かぶせの需要は一定数ある。安定生産に努める」と話す。
 磐田や榛原などの番茶も出回り、引き合いは堅調だった。市中問屋は「消費地からの注文は5月以降も大きく伸びていない。本茶の仕入れを増やしづらい状況が続く」と話す。
 静岡茶市場は午前10時現在、県内産1万5840キロ、県外産801キロが上場した。

 藤枝 JA茶業部藤枝工場に4工場から9口1299キロが持ち込まれた。かぶせや棒が中心。
 島田、金谷、川根 島田市の茶業関係者は共に「収量は後半にかけて伸びたが単価安で厳しいシーズン。茶業継続を不安視する農家が多い」と漏らす。
 榛原、相良 坂部の生産者は二茶について「契約栽培のみでなく、一般販売についても一定の需要を見込んで摘採計画を立てている」と話す。
 掛川、小笠 市場関係者によると、一茶取引の終盤は茶商が予定仕入れ数量を確保したため軟調な相場展開が続いた。
 袋井、森 生産者の一人は「序盤は降雨のタイミングが悪く、計画的に摘採できなかった」と話す。

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