林業の技術革新へ 静岡県と日本製紙協定
静岡県と日本製紙、日本製紙木材は9日、県内林業と木材産業の技術革新推進に向けた協定を締結した。地元の森林でデジタル技術やドローンを活用した実証実験を行い、先端技術の現場普及を図る。
両社が富士宮市や伊豆市などに所有する森林約2700ヘクタールを実験フィールドとして提供する。
従来作業の効率化に向けたドローンによる苗木や資材運搬の他、レーザー計測器を用いて樹木の高さや太さから資源量を計測する実験などを行う予定。
県森林計画課の担当者は「先端技術を幅広く紹介する場にすることで、林業の持続的な発展につなげたい」と話した。