国産レモン発祥の地PRへ 熱海高生が苗木植樹
「国産レモン発祥の地・熱海」のPRに取り組んでいる熱海市の熱海高ビジネス観光類型の3年生が9日、自ら育てたレモンの苗木を同市の観光庭園「アカオ・フォレスト」内に植樹した。今後、市内の観光スポットなどにも植樹し、熱海とレモンのつながりを発信していく。
同園のガーデナー中村風希さん(27)の指導の下、10人の生徒が高さ1メートルほどに育った苗木に優しく土をかぶせ、たっぷりと水を与えた。16日にも園内で人気のカフェ「コエダハウス」付近に植樹する予定。
生徒は昨年から、校内で30本の苗木を鉢で育ててきた。今後、観光客や住民の目につきやすい商店街などにも植樹し、果実の活用方法も検討する。生徒の1人、木村陽登さん(17)は「愛着のある苗木が大きく育ち、熱海が国産レモン発祥の地であることが広まってほしい」と期待した。