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テーマ : 静岡県内金融機関

「複業人材」の活用推進 沼津信金、都内団体と協定

 沼津信用金庫は複数の仕事を持つ「複業人材」の活用を推進する。同信金の地域活性化への取り組みに対し、都内企業勤務の会社員とアドバイザー契約を初めて締結した。会員として複業人材を抱える都内の一般社団法人と連携協定も結び、今後は取引先にも複業人材を紹介する。鈴木俊一理事長は「地元の課題は人材に関する内容が多い。人材難の解消に貢献したい」と話す。

複業人材の紹介について協定を交わした沼津信用金庫の鈴木俊一理事長(左)と「Work Design Lab」の石川貴志代表理事=4月下旬、沼津市の同信金
複業人材の紹介について協定を交わした沼津信用金庫の鈴木俊一理事長(左)と「Work Design Lab」の石川貴志代表理事=4月下旬、沼津市の同信金

 事業戦略アドバイザーとして、三菱地所勤務の神田主税氏(44)=浜松市出身=と契約した。現在は三島市に住み、都内に新幹線通勤している。まちづくりや多様な働き方の提案を担っているという。同信金は「地方創生に資する地域経営の知見や豊富なネットワークに期待している」(法人営業部)としている。
 また、協定を交わしたのは一般社団法人「Work Design Lab」(石川貴志代表理事)。双方が複業人材を求める取引先や自治体に関する情報を共有し、ニーズに見合う人材を絞り込む。
 同法人は20代から60代まで160人が登録し、多様な職を全国各地で担っている。石川代表理事によると、協定締結を受け、7月に地元事業者向けの複業セミナーを開き、複業に対する理解と意義を訴える。沼津市上土町の同信金でこのほど締結式が行われ、鈴木理事長と石川代表理事が協定書に署名した。

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