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テーマ : 芸能・音楽・舞台

琉神躍動 沖縄の芸能 拠点静岡で4年ぶり公演へ

 沖縄の民俗芸能を舞台芸術として表現するユニット「琉神」が5月7日、静岡市清水区で公演「琉神ライブ ワシタウムイ」を開く。拠点とする静岡での自主公演は4年ぶり。鈴木一行代表は「久々に公演ができる喜びを実感している。皆のコロナ疲れを吹き飛ばすステージを届けたい」と話す。

沖縄のさまざまな民俗芸能を織り交ぜた舞台を繰り広げる「琉神」のステージ
沖縄のさまざまな民俗芸能を織り交ぜた舞台を繰り広げる「琉神」のステージ

 琉神オリジナルの演目をメインとした公演シリーズ「ワシタウムイ」の名は、「私たちの思い」を意味する沖縄の言葉。エイサーを軸に、沖縄太鼓や三線[さんしん]の演奏、獅子舞のパフォーマンスなどさまざまな芸能を織り交ぜる。棒術や釵[さい]など古武術の演武も取り入れる。
 静岡市出身の鈴木代表は沖縄での学生時代、米国人に向けたロックライブに出演してきたというボーカリスト兼ベーシスト。琉神は2001年に沖縄で結成し、稽古や公演の環境を考慮して静岡に拠点を移した。太鼓のリズムに振りを付け、オリジナルの演目を増やしている。
 朱色の着物と太鼓、頭にサージと呼ばれる布を巻いた衣装で沖縄の情緒をステージに再現する。国内の各地を巡るほか、ユネスコ国際音楽会議に合わせた欧州公演や南米ツアーなど海外での実績も多い。
 沖縄の著名アーティストと共演するシリーズなど規模を拡大してきたが、新型コロナウイルス禍では結成20周年を迎えた昨年も記念公演を見送るなどステージを失っていた。鈴木代表は「興行が減る中でも活動を継続しようと皆で意気込んでいる。新たなメンバーを募るなど取り組みに弾みをつけたい」と話す。
 公演は清水文化会館マリナート小ホールで午後6時開演。チケットは3千円、当日券3300円。全席指定。問い合わせは事務局<電054(689)3607>へ。

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