静岡市マスク配布 弁護士、田辺市長相手に費用請求求め提訴
静岡市が田辺信宏市長の名前と似顔絵入りのマスクを高校生に配ったのは違法として、同市の藤森克美弁護士が26日、田辺市長を相手にラベル費用約2万6千円を田辺市長自身と市職員に請求するよう求める訴えを静岡地裁に起こした。
市は1月、新型コロナウイルス対策を呼び掛ける目的で市内の高校生にマスクを配布。売名行為との誤解を招く恐れがあるとして直後に回収した。藤森弁護士は2月、公選法に違反するとして住民監査請求をしたが、今月棄却されていた。
藤森弁護士は訴状で「血税を使って売名行為をし、二重に悪質。断じて許容できない違法行為」とした。