看板ミニブタ「さくら」ちゃん天国へ 24日から思い出振り返る写真展 沼津のつじ写真館
沼津市上土町のつじ写真館の看板ペットとして地域住民や観光客らに愛されたミニブタ「さくら」ちゃんがこのほど、死んだ。同館は24、25の両日、飼育した20年間の思い出を振り返る写真展を開く。
死んだのは15日で、19歳11カ月だった。ベトナム原産「ポットベリー種」の雄で、生後1カ月の2002年5月に富士宮市の農場からやってきた。お座りやお手、おかわりができ、スタジオの利用者と記念写真に収まるなど写真館の“スタッフ”として愛された。テレビなどのメディアにも取り上げられ、さくらちゃん目当てに県外から訪れる客もいたという。
写真展では、写真館で家族や客と過ごした時間を写した約200点を展示する。同館の辻栄子さん(74)は「人とのつながりや楽しい経験をたくさん与えてもらった。感謝の気持ちを伝える展示会にしたい」と話した。