ケアマネ向けアプリを制作 浜松・地域包括支援センター細江

 浜松市北区の地域包括支援センター細江と地元の大学生たちが協働して、地域のお年寄りたちに利用してもらう飲食店や福祉施設などを地図上で検索できるウェブアプリの開発に取り組んでいる。サポート役のケアマネジャーや民生委員を通じて、地元施設の活用を促し、地域のにぎわい創出にも期待する。

浜松市北区細江地区の店舗や福祉施設などをまとめたウェブアプリ=4月上旬、同区の地域包括支援センター細江
浜松市北区細江地区の店舗や福祉施設などをまとめたウェブアプリ=4月上旬、同区の地域包括支援センター細江

 開発は、同センターの発案で2020年度に始まった。従来は地域情報をまとめた紙の地図を同センターで使用していたが、ケアマネジャーの訪問時に有効に活用されなかったという。
 アプリは同年度に引佐地区版が完成し、1年間で約2万回閲覧された。21年度は、細江地区版を制作。商店、介護サービスなど8項目227件を紹介し、ケアマネジャーからは「紙の地図に比べて圧倒的に使いやすい」「住民も自分で閲覧できて良い」との声が寄せられた。
 アプリの制作は、聖隷クリストファー大リハビリテーション学部矢倉千昭研究室と、静岡大情報学部杉山岳弘研究室の学生が協力する。学生は現地調査や電話での情報収集、システム構築を担う。
 杉山岳弘教授(52)は「世に出すことで知識を社会に役立てることができ、学内の演習とは異なる経験になる」と学生が取り組む意義を強調。同研究室の飯田悠太さん(21)=4年=は「施設を色分けして見やすさを追求するなど、地域に寄り添えた」と話す。
 本年度は三ケ日地区版の地図に着手する予定。同センターの前田知恵美所長は「施設や店舗は利用者がいないとなくなっていく。地域の資源を見える化して、多くの人に活用してもらいたい」と期待を込める。

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