トヨタカローラ静岡 災害対応訓練用に車両寄贈
静岡県中東部に営業所を構えるトヨタカローラ静岡(静岡市葵区)は15日、交通事故や災害対応訓練用に中古の乗用車2台を富士市西消防署に寄贈した。訓練目的の寄贈は初めて。
西消防署で開かれた贈呈式で、堀章弘社長=写真左=が勝又秀清署長に目録を手渡した。堀社長は隊員に対して「災害や事故の対応は皆さんが頼り。技能の向上に役立てて」と呼び掛けた。
寄付車両は、昨年7月の熱海市伊豆山の大規模土石流などを踏まえ、車内に閉じ込められた人を救出する訓練で使用される。
富士市消防本部は例年、訓練用に中古車両を2消防署で計4台購入している。寄付により台数が増えるため、訓練回数を増やし、2消防署で合同訓練も実施する予定。