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熱海土石流 中間報告まとめへ議論 行政対応検証の第三者委員会・第3回会合

 熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害を巡り、県や市の行政対応が適切だったかどうかを検証する第三者委員会(委員長・青島伸雄弁護士)は28日午前、第3回会合を開き、中間報告書の取りまとめに向けて議論した。

熱海市伊豆山で発生した土石流災害の行政対応を検証する第三者委員会であいさつする難波喬司副知事(左)=28日午前11時ごろ、県庁
熱海市伊豆山で発生した土石流災害の行政対応を検証する第三者委員会であいさつする難波喬司副知事(左)=28日午前11時ごろ、県庁

 会合は冒頭以外は非公開。難波喬司副知事は冒頭のあいさつで、中間報告案の作成に尽力した委員らに謝意を示した。熱海市職員への聞き取りが終了していないため、最終報告書の取りまとめが5月以降となる見通しになっていることなどを受け、同市の金井慎一郎副市長は「市として事実関係の確認が遅れ、申し訳ない。速やかに市の見解を出せるように努力する」と述べた。
 第三者委員会はこれまでに2回の会合を開催。当時の職員への聞き取りや森林法などの関係法令に照らし合わせて対応が十分だったかなどを確認した。
 中間報告では県側の対応の在り方について、市に対してより積極的に助言や指導を行うべきだったとの内容を盛り込む方向で調整している。

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