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テーマ : 函南町

函南町長選、現職と新人の3氏が立候補 メガソーラー対応が争点

 任期満了に伴う函南町長選が22日、告示された。いずれも無所属で、再選を目指す現職の仁科喜世志氏(71)、環境保護活動家の塩谷敬治氏(66)、元町議の土屋学氏(55)が立候補し、三つどもえの戦いに突入した。

 仁科氏が進めてきた1期4年の町政運営に対する評価に加え、各候補が掲げる同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業への対応方針、新型コロナウイルスの影響で疲弊した地域経済の活性化策などに注目が集まる。
 投票は27日午前7時から午後8時まで町内12カ所で行われ、即日開票される。期日前投票は23~26日、町役場1階町民ホールで行う。
 1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1819人(男1万5496人、女1万6323人)。

 函南町長選が22日、告示された。現職と新人の立候補者3人が第一声を放った。

 ■町民の不安を除去 仁科候補
 仁科喜世志候補は函南町柏谷で出陣式に臨み、同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業について「絶対に受け入れることはできない」と反対の姿勢を鮮明にした。2019年の台風19号や新型コロナウイルスへの対応など1期目の実績も強調し、「町民が笑顔で過ごせるよう不安は除去する」と声を張り上げた。

 ■経済の活性化訴え 塩谷候補
 塩谷敬治候補は函南町役場前で第一声を放った。川のエネルギーを活用した水力発電による財源の確保、経済活性化に向けたリサイクル推進などを訴え「経済を豊かにすれば世界は平和に向かう」と述べた。同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画については「和解に持ち込みたい」との見解を示した。

 ■若者への政策重視 土屋候補
 土屋学候補は函南町間宮の選挙事務所で第一声を放った。人口減少や高齢化社会への対応として若者に向けた政策の重要性を指摘し「古い体質を変えて新しい流れをつくり、皆さんと一緒に町を元気にしたい」と意気込んだ。障害者支援への理解を訴え「一人一人の声に耳を傾けられるトップになる」と決意を示した。

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