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特集 : 函南町

東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案

 コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。

 ■富士市 仮想空間に自転車コース
 プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円)

 ■富士宮市 やさしい日本語を解説
 多文化共生の推進に向け、日本人の地域住民を対象にやさしい日本語を解説する講座を実施します。庁内ではやさしい日本語を使った情報発信の改革に取り組んでいます。やさしい日本語があれば互いの理解が深められると思います。外国人が地域の一員として住みやすい環境を目指していきます。(やさしい日本語普及事業=17万円)

 ■小山町 青少年の海外挑戦応援
 スポーツや文化芸術活動のスキルアップのため海外留学や海外遠征する小学生から高校生までに費用の一部を助成します。自らの意志で海外に挑戦する青少年を支援し、トップアスリートやアーティストの育成につなげます。帰国後は実績報告の機会を設け、経験を共有します。(青少年海外チャレンジ応援助成金制度=80万円)

 ■御殿場市 デジタル化で地域活性
 地域課題解決につながる健康・エコポイントなどを市内で使える「デジタル地域通貨」として付与し、社会活動と経済の好循環を促します。デジタル田園都市国家構想に基づく取り組みで、マイナポイントと連携します。プレミアム付きデジタル商品券を発行します。(デジタル化調査=100万円、商品券発行=1億4000万円)

 ■沼津市 誰もが楽しめる体育館
 事業の中心は新総合体育館。数多くのスポーツができる施設になります。また、体育館といえばスポーツに特化しているのが主流ですが、新施設は無料で利用できるキッズスペースもあり、近くの親子連れが遊べるようにもなります。完成は12月の予定で、オープンは来年2月の見通しです。(香陵公園周辺整備事業=65億円)

 ■裾野市 民間保育所の運営支援
 市内で目立つ0~2歳児の待機児童対策として、北児童館だった施設を使って民間が運営する小規模保育所を支援します。近隣では約100区画の住宅分譲地が造成中で、保育ニーズの高まりも見据えています。今後も民間活力を生かし、保育・教育の質を高めていきます。(新規小規模保育事業所運営費助成=4800万円)

 ■長泉町 パークゴルフ場を整備
 町の第5次総合計画の重点プロジェクトとして、10月にパークゴルフ場をオープン予定です。健康づくりに加えて、世代間交流の活性化を図り、子どもから高齢者まで気軽に集える施設を目指します。特徴的なコースを備え、緑豊かな桃沢地区にある他の周辺施設とも連携します。(パークゴルフ場整備事業=3億7700万円)

 ■熱海市 旧日向別邸の魅力発信
 2018年度から大規模補修のため休館していた国重要文化財「旧日向別邸」の再公開を夏に予定しています。スマートフォンをかざすと別邸の歴史や構造などが学べるシステムを導入します。従来は非公開だった2階も公開し、相模灘の絶景を楽しみながら往時の別荘の趣を体感できます。(旧日向別邸管理運営=300万円)

 ■清水町 歩数アプリで健康づくり
 町が目指す「笑街健幸(しょうがいけんこう)都市」の実現に向け、誰もが簡単に歩数や体重などを管理できる健康づくりのアプリを導入します。歩数に応じて町の地域通貨を付与し、地域経済の活性化も図ります。町民には健康状態の可視化を通して自らの健康行動につなげてほしいです。(まち歩きアプリ導入=700万円)

 ■三島市 子ども増やす一助に
 第1子に1万円、第2子に5万円、第3子以降に15万円を支給します。経済的な理由で第3子を諦めるという声もあり、三島でも出生数は減少が続いています。保育料の独自補助、高校生相当年齢までの医療費無料化などに加え、出産祝い金が子どもを増やす一助になればと思います。(出産祝金支給=2800万円)

 ■函南町 困り事丸ごと受け付け
 高齢者、障害者、子育て、生活困窮者の支援機関が連携して町民の困り事を丸ごと受け付け、希望する自立生活に向けて伴走的に支援します。役場内も横断的な推進会議を立ち上げ、職員の人材育成に取り組みます。課題解決への意識を共有し、町民が相談しやすい環境を整えます。(重層的支援体制整備=4000万円)

 ■伊東市 SDGs関連活動後押し
 市民活動団体や芸術文化団体が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)に関連した活動に対して補助金を交付します。普及啓発のための事業にも別途、補助をします。SDGsという言葉は浸透したかもしれません。暮らしの中でどのようにつながっているのかを意識してもらうための施策です。(SDGs推進=200万円)

 ■西伊豆町 養殖部門に焦点、新産業
 首都圏などの企業と連携し、地域の埋もれた資源を有効活用して新産業を創出します。林業や観光など4部門に焦点を当て、このうち、養殖部門で先行的に実証実験を行う予定。仕事をつくり、Uターンを含めた移住者の増加も目指します。(森と海の6次産業化=1億4000万円)

 ■伊豆市 「キャンプ王国」目指す
 コロナ禍で急速に伸びつつあるキャンプブームを追い風に、「キャンプ王国・伊豆市」を目指して市内関連施設や豊富な地域資源、人材と連携した新しいまちづくりを推進します。自転車や特産食材など、伊豆ならではの魅力と組み合わせた事業を展開したいです。(キャンプのまちづくりプロジェクト事業費=600万円)

 ■伊豆の国市 ワーケーションを推進
 コロナ禍で落ち込んだ観光産業を支援するため、市内宿泊施設を対象にワーケーションの受け入れ環境整備の費用を半額補助し、連泊や平日利用を促進します。市内に足を運び、温泉などさまざまな魅力を知ってもらうきっかけになればと願っています。(ワーケーション受け入れ環境整備促進事業費補助金=1200万円)

 ■東伊豆町 ふるさと納税自販機導入
 ふるさと納税ができ、その場で返礼品が受け取れる自動販売機を設置します。自販機だけでなく、同様の機能を持たせたタブレット端末を旅館やホテルに置いてもらい、返礼品で宿泊割引を受けられるようにします。観光客の方々に、町を支援してもらえたらと思います。(ふるさと納税自販機導入関連費=650万円)

 ■松崎町 テレワークスタイル創出
 企業のサテライトオフィス誘致に向けた事業戦略を策定します。町の現状を整理し、どんなワークスタイルを提供できるかを考えます。企業側にメリットがあることを前提に、町の課題解決に一緒に取り組んでくれる人材を呼び込みたいです。(テレワークスタイル創出=890万円)

 ■南伊豆町 「入間千畳敷」を快適に
 テレビCMなどで紹介され、人気の景勝地「入間千畳敷」の歩道やトイレなどを整備します。2019年の台風で一部が損壊した歩道の修復の他、周辺の環境に調和した観光トイレも設置します。アフターコロナを見据え、観光客が快適に利用できる環境をつくります。(入間千畳敷歩道・トイレ整備工事=5200万円)

 ■下田市 高齢者のスマホ購入促進
 デジタル化から高齢者を取り残さないための施策として、スマートフォンを新規購入する65歳以上の人に最大1万円を補助します。未購入者向けにスマートフォンについて教える講座や、購入後も活用講座を開いて支援し、市の行政サービスでの活用法なども伝えます。(高齢者等IT機器導入支援事業=260万円)

 ■河津町 教育旅行や合宿費補助
 教育旅行や合宿などで訪れるグループに、宿泊費などとして最大5万~20万円、町観光協会を通じて補助します。コロナ禍で教育旅行に訪れる県内の学校は増えた一方、合宿は激減しました。子どもたちに思い出をつくってもらい、大人になってもまた来てもらいたいと願います。(教育旅行・合宿等誘致促進事業=200万円)

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