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思い出詰まった制服、再資源化へ 浜松開誠館高 卒業生から募る

 持続可能な開発目標(SDGs)の実践として、浜松市中区の浜松開誠館高は1日、卒業式に合わせて卒業生の希望者からブレザーやズボンを回収する「制服リサイクル」を行った。協力企業を通じて生地を再資源化し、自動車の座席シートなどに再利用される。

卒業生から制服を回収するSDGs部の生徒(右側)=浜松市中区の浜松開誠館高
卒業生から制服を回収するSDGs部の生徒(右側)=浜松市中区の浜松開誠館高

 同校SDGs部の生徒が校舎の玄関に回収コーナーを設置し、式を終えて帰宅する卒業生に協力を呼び掛けた。1日以降も数日間、制服の回収を続ける。中学を含め6年間通った三浦颯也さん(18)は「思い出の詰まった制服が生まれ変わって、誰かの役に立ってくれたらうれしい」と話した。
 卒業生からリサイクル用の制服を募るのは2回目で、昨年は約50着が集まった。回収した制服は、磐田市の制服製造販売会社「キンパラ」の仲介で、専門業者に再資源化を依頼する。

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