メガソーラー条例巡り臨時議会 函南、2月1日開会
民間事業者が進める函南町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を巡り、施設の設置を規制する町条例の一部改定を求める住民グループの直接請求を受け、同町議会の議会運営委員会は27日、条例改定を審議する臨時会の会期を2月1~7日と決めた。
初日に仁科喜世志町長の意見を付した条例改定の議案が上程された後、委員会に付託される予定。最終日に委員会が審議結果を報告し、議会で改定の可否を採決する。
メガソーラーの設置に町長の同意が必要となる町条例を巡り、町は施行前に申請手続きが始まっていた同事業に対しては「遡及(そきゅう)適用に当たる」と判断。当初計画を含む事業全体には適用せず、昨年8月に業者が変更した計画のみ条例に基づく「不同意」を通知した。
一方の住民グループは条例改定で事業の起点を「申請」ではなく「工事の着手」とし、現在も着工していない事業全体への条例適用を可能にする考え。町民3341人の署名を集め、仁科町長に条例改定を直接請求した。