函南ブランド2品目追加 函南ちょうざめ/丹那茶 認定証を授与
函南町の特産品としてPRする「函南ブランド」の認定証授与式が17日、町役場で開かれ、4年前から同町で養殖が始まった「函南ちょうざめ」と酪農が盛んな丹那地区で出た堆肥で栽培する「丹那茶」が新たに認定を受けた。

同ブランドは3年ごとに更新され、今回の認定で59品目。チョウザメはJR函南駅近くの養魚場跡地を活用して続けられ、このほど出荷が始まった。町内にはチョウザメ料理専門店もオープンし、函南ちょうざめ企業組合の岩野三郎代表理事は「思ったよりも順調。味も上々」という。
深い味わいと豊かな香りが特徴の丹那茶は、酪農で発生する堆肥を活用して循環型農業を推進する。生産業者イワキの岩城東秀さんは「丹那や函南の名を広める一助になれば」と語った。2人に認定証を手渡した仁科喜世志町長は「商品のストーリー性が大切になる。さらにブランド力を高めてほしい」と呼び掛けた。
(三島支局・金野真仁)