災害時、遺体収容に協力 函南町と冠婚葬祭互助協が協定
函南町はこのほど、災害時における遺体収容などに関する協定を全日本冠婚葬祭互助協会と結んだ。

地震や風水害などの大規模災害で多数の死者、被災者が出た際に、同協会は町の要請に基づいて遺体収容、安置に必要な施設や機材、搬送する霊きゅう車などを提供する。結婚式場などを避難場所として活用し、被災者に食事を届けるなどの支援も行う。これまでに同様の協定は全国194の地方自治体と結び、児玉智総務課長は「万一の事態があれば近隣互助会員も支援する。オールジャパンで対応したい」と述べた。
仁科喜世志町長は「遺体への対応は町職員に経験がなく、協力してもらえるのは心強い。協定が生かされないことを願うが、大規模災害は想定しなくてはいけない」と語った。