庁舎移転など3事業凍結「コロナ優先」 静岡市長、再開に含み

(2020/5/30 07:24)
大型ハード事業の凍結を表明した田辺信宏市長=29日午後、静岡市役所静岡庁舎

 静岡市の田辺信宏市長は29日、移転新築を計画している市役所清水庁舎(同市清水区)と清水港に整備予定の海洋文化施設(同)、駿府城公園の近隣に博物館として建設する歴史文化施設(同市葵区)の3事業の凍結を正式表明した。「最優先すべきは新型コロナで苦境に陥っている市民に寄り添う政策だ」と述べ、主要施策と位置づける大型施設の整備を止める決断をした理由を説明した。
 田辺市長は同日午後、市役所静岡庁舎で取材に応じた。3事業を完全に中止にしたわけではないとし「コロナが収束した後の新しい生活様式を視野に入れながら、時を待ってリスタートしていきたい」と強調。事業内容を見直した上での再開に含みを持たせたが、再開時期への言及はなかった。
 清水庁舎は6月、海洋文化施設は7月にそれぞれ予定していた入札を無期延期にする。設計をほぼ終えるなど最も進捗(しんちょく)している歴史文化施設は、周辺施設との連携など事業を見直した上で早期の再開を目指すとした。
 清水庁舎の移転後、その跡地に移転する計画の桜ケ丘病院(清水区)について、市は、運営する地域医療機能推進機構(JCHO)と週明けにも協議の場を設ける方針。同機構は早期の病院移転を求めているため、今回の庁舎移転凍結で市と共に庁舎跡地以外への移転を含め、あらゆる可能性を検討する。

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