工事現場をリモート確認 県が初の取り組み コロナ、災害時活用

(2020/5/26 08:34)
関係者らが施工現場の様子を画面上で確認した=25日午後、浜松市天竜区の県浜松土木事務所天竜支局

 静岡県浜松土木事務所は25日、浜松市天竜区春野町の河川工事現場の施工状況を、映像会議システムを使って確認する遠隔臨場を行った。県で初の取り組みで、新型コロナウイルス対策や大規模災害発生時の現場確認にも有効な技術として、幅広い分野での利活用が期待されている。
 施工を終えた気田川の河床掘削工事と堤防工事の各現場から、県関係事務所、自宅勤務の担当者など6カ所にタブレット端末を使って中継した。施工業者が、県の担当者が指示した箇所を3D測量や実測により計測し、画面上で設計図との誤差や仕上がりを確認していった。
 遠隔臨場では、作業人員や移動時間を削減でき、作業効率の向上が期待される。参加者からは、動画の接続状況や音声トラブルのほか、機材操作による作業時間の延長などの課題を指摘する声が上がった。
 同事務所天竜支局工事班の西ケ谷圭祐副班長は「関係者が同時に現場を共有できる点が画期的。広域の天竜区では遠隔確認のメリットは大きい。問題点を精査し、よりスムーズな運用につなげたい」と話した。
 県が4月に施行した「遠隔臨場の試行要領」による事業。今後も各地で試行を重ね、実用化に向けた検証を進めていく。

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