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テーマ : 教育・子育て

代えが利かない存在(飯田道郎/伸芽会教育研究所所長)【未来につなげる幼児教育⑫】

 この連載では、就学前の子どもの能力を測る目安や幼児期の体験の大切さ、幼稚園から小学校への一貫教育の重要性を伝えてきました。

イラスト・ゆめの
イラスト・ゆめの

 子どもの成長は、幼児期の体験に大きく左右されます。しかし、未就学児に体験させられる範囲には限界があり、言葉も十分身に付いていません。だからこそ、五感を使った体験を効果的にさせてあげて可能性を高めやすい環境を整え、子どもの発達を促すよう根気よく言葉を掛け続けることが必要です。
 知っておいてほしいのは、子育てに「これが正しい」という画一的なマニュアルのようなものはないということです。
 ノートルダム清心学園理事長だった渡辺和子さんの著書「置かれた場所で咲きなさい」や、米国の子育てカウンセラー、ドロシー・ロー・ノルトさんのベストセラー「子どもが育つ魔法の言葉」などが共通して伝えているのは、子ども一人一人に向き合い、可能性を伸ばすことの大切さです。
 万葉集には「銀[しろがね]も金[くがね]も玉も 何せむに まされる宝
子にしかめやも(銀や金、宝石、どんな優れた物も子どもに勝るだろうか。いや及ぶまい)」という山上憶良の歌があります。
 その通り、子どもは一切の代えが利かない存在です。子育ては、唯一無二の存在としての成長を促し、楽しむものであってほしいと心から願っています。
 (飯田道郎・伸芽会教育研究所所長)

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