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教授の有期契約転換無効 札幌地裁、大学側また敗訴

 札幌国際大に教授として務めていた50代男性が意に反し有期労働契約に転換させられた上、大学の方針を批判する前学長の活動に付き添ったことを理由に雇い止めされたとして、学校法人に大学教授としての地位確認などを求めた訴訟の判決があり、札幌地裁は28日、契約転換と雇い止めのいずれも無効と判断した。
 札幌国際大を巡っては、前学長の記者会見に同席したことを理由に懲戒解雇された別の教授についても、札幌地裁が2月、解雇は無効と判断する判決を出した。
 谷口哲也裁判長は判決理由で、法人側が有期労働契約の内容が記された契約書の提出を男性に求めた際「十分な説明を行ったとは認められない」と指摘。契約変更による不利益は大きく「自由な意思に基づいて同意したと認めるに足りる合理的理由がない」と述べた。
 また法人側が同様の理由で行った減給の懲戒処分についても「客観的に合理的な理由がない」として無効とした。
 判決後、男性は取材に「一日でも早く教職の現場に戻り、教育と研究活動をしたい」と話した。同法人は「コメントを差し控える」とした。
 判決によると、男性は2018年7月、法人と無期労働契約を結び、同年12月に有期労働契約に転換させられた。20年12月に減給の懲戒処分を受け、21年3月に雇い止めされた。

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