国内景気「持ち直し」維持 政府、8月の月例経済報告
政府は25日、8月の月例経済報告を発表し、国内景気が「緩やかに持ち直している」とした前月の基調判断を維持した。個人消費の回復が続き、生産と公共投資も改善した。先行きについては海外景気の下振れを懸念材料に挙げ、物価高が及ぼす家計や企業への影響にも注意が必要だとした。
項目別では、個人消費を「緩やかに持ち直している」で据え置いた。新型コロナウイルスの感染再拡大で旅行や宿泊関連の支出は低調だったが、新車販売台数は増加し、お盆期間の交通機関利用も好調だった。
生産は「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。