伊豆「アユ友釣り発祥地」に碑 狩野川の文化継承

 NPO法人狩野川倶楽部は27日、「狩野川の鮎の友釣り発祥の地伝説の碑」の完成式を伊豆市の狩野川記念公園で開いた。設置により、狩野川の伝統文化を後世に継承することを目指す。

アユの友釣り発祥の地伝説を継承しようと設置された碑=伊豆市の狩野川記念公園
アユの友釣り発祥の地伝説を継承しようと設置された碑=伊豆市の狩野川記念公園

 アユ釣りが盛んで聖地とも呼ばれる狩野川は、アユが縄張り争いする習性を活用した友釣りの発祥の地とされ、諸説あるが1780年ごろに寺の住職が考案したと語り継がれている。釣り雑誌を発行する「つり人社」の元社長で同NPO顧問の小口修平さんから「アユ釣り文化への功績が大きい狩野川に何か残した方がいい」と助言があり、数年前から設置の構想が始まった。
 碑の制作は伊豆の国市の造形作家鈴木生さん(36)が担当した。躍動感のあるアユ2匹と狩野川の清流をモチーフにした高さ2・7メートルの金属製の作品を仕上げた。
 式典で同NPOの長谷川英一代表理事は「市民生活や文化とともにあるのが狩野川。後世に継承したい」とあいさつ。来賓の菊地豊伊豆市長は「狩野川は生活に密着し、心に根付いている。清らかな川を守り続けたい」と述べた。小口さんは「狩野川は日本の宝。碑が完成してこの上ない喜び」と文章でコメントを寄せた。

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