沼津・西浦「寿太郎みかん」 GI登録後初出荷「出来上々」

 静岡県内有数のミカン産地、沼津市の西浦地区で30日、地域に根差した産品のブランドを保護する農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された「西浦みかん寿太郎」の出荷が始まった。登録後初の出荷。JAなんすんによると、2月から首都圏や県東部の市場などに出回り、3月中旬までに約2300トンの出荷を見込んでいる。

目視でミカンを仕分ける担当者=30日午前、沼津市のJAなんすん西浦柑橘共同選果場
目視でミカンを仕分ける担当者=30日午前、沼津市のJAなんすん西浦柑橘共同選果場

 寿太郎は温州ミカンの一種。収穫後に貯蔵庫で、1カ月以上熟成させて甘みを引き出す伝統技法が特徴だ。昨年11月にGI登録された。JAなんすんは、同市を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のキャラクターを描いた段ボール箱にGIマークを追加。他産地との差別化を図り、消費拡大、生産振興につなげる。
 30日は早朝から、生産者が約85トンを同市西浦平沢の同JA西浦柑橘共同選果場に持ち込み、担当者が目視や選果機で大きさや糖度別に仕分けた。
 西浦柑橘出荷部会の矢岸正敏部会長は「(GIという)お墨付きをいただいて喜ばしい。秋以降の天候に恵まれ、糖度が高く体質の良いミカンができた」と話した。

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