野菜高騰、価格2倍も 大雨や日照不足で 静岡県内の食卓に影響

(2020/7/27 17:00)
南部じまん市の売り場に並ぶ野菜の価格も上がっている=22日、静岡市駿河区

 全国的に続く大雨や日照量不足で、野菜の値段が静岡県内で高騰している。梅雨明けも平年より遅れ、食卓への影響が懸念されている。
 静岡市中央卸売市場の青果卸売業、静岡VFによると、豪雨の影響を受けた長野県産のレタスや、ホウレンソウなどの葉物が2割以上値上がりしたほか、ジャガイモやニンジンの価格は例年に比べ2倍以上になる日もある。
 ジャガイモなど根菜類は、今後旬を迎える北海道産の入荷増が見込まれるが、滝戸信一専務は「全国的に天候が不安定のため、当分楽観視できない状況が続く」とみる。
 静岡市葵区の青果店「カネタツ」ではサニーレタスの売値が通常の倍になっているほか、白ネギも5割以上高い1本150円と高騰。担当者は「高値が続くことから、業務用に安価な中国産を納入してほしいというニーズもある」と語る。JA静岡市ファーマーズマーケット「南部じまん市」(同市駿河区)でもジャガイモやトマト、枝豆など多くの品目で生育不足や高値の品が目立つという。
 秋以降に収穫期を迎える作物への影響も懸念される。浜松市北区三ケ日町のミカン農家後藤剛さんは「雨で摘果や病害対策ができていない農家も多い。今後の生育への影響が心配だ」と話す。
 静岡地方気象台によると、6月25日から7月20日までの降水量は県内ほぼすべての地点で平年比2倍以上で、日照時間も60%以下の場所が多くを占めた。7月末までは、同様の天候が続く見込みで、農作物の管理に注意を呼びかけている。
 静岡市駿河区のスーパーに買い物に訪れた60代主婦は「キャベツなど多くの野菜が値上がりし、家計に響いている。購入を節約してやりくりするしかない」と話す。

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