ビュフェの生涯、企画展でたどる 長泉の美術館
フランスの画家ベルナール・ビュフェの没後20年にちなんだ企画展「或る画家の航海」が、長泉町東野のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。10月4日まで。
ビュフェがデビューした10代の頃から亡くなった1999年までに手掛けた油彩画や版画など約100点を展示。生涯を通して描き続けた自画像や静物画といった題材や、「死」をテーマにした晩年の作品など、ビュフェの人生の軌跡をたどれる作品が並ぶ。
展示会場の入り口には縦2・5メートル、横5メートルの油彩画の大作「ドン・キホーテと風車」を展示。来場者の目を引いている。担当者は「年代ごとの作風や心情の変化の軌跡を楽しんでほしい」と話した。