花と緑の日本画お待たせ 浜松・秋野不矩美術館、特別展開幕
浜松市天竜区の秋野不矩美術館で4日、特別展「佐藤美術館コレクション 花と緑の日本画」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が開幕した。昨年9月から館内の施設整備で休館しており、約10カ月ぶりの展示。開館を楽しみにしていた地元内外の観覧者が多く訪れた。8月23日まで。
1990年に大阪市で開催された国際花と緑の博覧会に、「花と緑」をテーマに日本画壇の巨匠らが描き下ろした50点のうち、46作品が並ぶ。花を描いた秋野不矩の小品8点も特別展示している。
今回は院展、日展、創画展など、団体を超えたコレクションが特徴。自然と人々の生活の調和を描いた日本画の繊細で多彩な表現が楽しめる。
吉川利行館長は「同じテーマでも作家ごとに異なる視点や個性を味わってほしい」と語る。
午前9時半~午後5時(月曜休館)。一般800円、高校生500円、小中学生300円。