駿遠線、往時をしのぶ 藤枝市郷土博物館、廃止50年で企画展 駅舎ジオラマや写真200点
藤枝市郷土博物館・文学館で8月2日まで、博物館特別展「さようなら駿遠線50年 日本一の軽便展」が開かれている。月曜休館。
かつて藤枝~袋井間を走行し、1970年に廃止になった軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の廃線50周年に合わせた企画。駅舎のジオラマや当時の写真、駅名板などの備品、往時を振り返ることができる資料など約200点が並んだ。昭和32年(1957年)の新藤枝駅の駅舎を再現したジオラマ、大正2年(1913年)開業当時の写真、時刻表や切符などを展示している。ペーパークラフトを体験できるコーナーも設けた。
鉄道模型製作家で元コクヨ専務の故原信太郎氏(1919~2014年)が手掛けた精巧な各国の鉄道模型約100点を展示した企画も同時開催している。
博物館前広場では、駿遠線で使用された蒸気機関車(SL)の現存車両の運転台開放イベントも期間中の毎日曜日に開催する。