
全国各地で記録的な大雨による被害が相次ぐ中、浜松市は「レベル4大雨危険警報」が出た場合、市内の車が通行できるアンダーパスを一斉に通行止めにすることを決め、運用を始めました。
痛ましい事故を二度と起こさないための一手です。
市職員「センサーを待っていたら間に合わない」
鉄道や幹線道路などの下をくぐり抜けるため、設けられたアンダーパス。
<金國賢一記者>
「アンダーパスは、周辺と比べて低い位置に作られるため、大雨が降ると急激に冠水してしまうというリスクがあります」
浜松市ではこれまで、冠水センサーのほか、職員が現地を確認して、アンダーパスの中の水位が15センチを超えると「通行止め」としていました。しかし…
<浜松市道路保全課 藤原邦生課長>
「雨の降り方が近年変わってきていると実感している。5センチと15センチにセンサーをつけているが、センサーを待っていたら間に合わない」
<金國記者>
「そこで浜松市では、車が通れる31か所を対象に、気象庁の『レベル4大雨危険警報』が発表された時点で、すべて通行止めにするという予防的措置をとることにしたのです」
レベル4発表で市内31か所を一斉通行止め
<浜松市 中野祐介市長>
「今行った車は普通に通過できた。ところが、その次に行った車は立ち往生ということが起こりうるので、状況を見ながらではなく、レベル4の警報が出るような状況であれば、一律に規制をかけてしまう方が市民の命を守るという点では望ましいのではないかと判断した」
背景にあるのは、全国で相次ぐ記録的豪雨による車のアンダーパスでの水没事故です。
2026年8月には千葉県でドライバーが死亡、9月も福島県で女性が亡くなりました。浜松市でも2004年、現在の中央区のアンダーパスで車2台が水没し、1人が死亡する事故が起きています。
浜松市では、この事故をきっかけに冠水センサーや遮断バルーンの設置を進め、2026年度中に設置作業をすべて完了させることにしています。
<中野市長>
「市民の皆さんには大雨が降った時にはアンダーパスには近寄らないでいただきたい。まずは自分の命を守る行動をとっていただきたい」













































































