
富士山は、9月10日で開山期間が終了し、いわゆる「閉山期」に入ります。
2026年は13年ぶりに須走ルートで開山日を早めましたが、関係者からは「有効だった」と安堵の声が聞かれました。
10日、登山口にバリケードが設置され、富士山の夏山シーズンが終了しました。
麓の神社では閉山式が開かれ、関係者は2026年の富士山の恵みに感謝するとともに、2027年の盛況を祈願しました。
須走口の五合目で山小屋を経営する米山さんです。
<東富士山荘 米山千晴さん>
「天候には恵まれなかったが、台風などの自然災害は少なかったので、登山客は順調に伸びていったと思う」
山小屋経営者「今まで苦労した分は解消された」

2026年の夏の富士山には静岡県側だけでも9万人以上が登りました(8月24日までの速報値で9万1740人)。
2026年は、同じく7月1日に開山する吉田ルートの登山者への安全確保や静岡県側にしかなかった山頂のトイレ問題から13年ぶりに須走ルートが開山日を10日早めて7月1日としました。
須走ルートでは早めた9日間で3477人が山頂を目指し、特に7月4日はシーズン通して最多となる999人が登りました。
<東富士山荘 米山さん>
Q. 足並みをそろえた10日間は有効だった?
「まったく、有効でしたね。素晴らしく思っておりますよ。一番今まで苦慮したのは、トイレの問題。山頂のトイレが開いていないということで、山小屋の周り、かなり排せつ物が多かったけれども、ことしは少なくて。今まで苦労した分は解消された」
過去最多見込みの遭難者56人 ガイドは経験不足を指摘
一方で、目立ったのが遭難者の多さです。
静岡県警によりますと、7月1日から8月末までの富士山での遭難者数は56人。2025年の約1.7倍で、過去最多となる見込みです。
富士宮ルートで外国人登山者を中心にガイドを行う岩見昌樹さんは増えた理由について、登山者の経験不足を指摘します。
「普段山に登らない人も、やはり富士山だから一度登りたいという人がいらっしゃる。おそらく山頂行くにしても出し切っちゃっているので、そもそも体力自体が残ってないとか、そういうことは多々あると思う」
9月11日から「閉山期」 登山届義務化の検討や救助費有料化も

そして、9月11日からはいわゆる「閉山期」が始まります。
閉山期間中の安全対策を巡っては、山梨県が防災ヘリでの救助費用の有料化を含めた対策の方向性を秋ごろに出す方針を示しています。
一方、静岡県は、登山届の義務化も検討していることが関係者への取材で明らかになりました。
牧之原市の静岡空港では9月10日朝、静岡県警山岳遭難救助隊の隊員らが韓国やベトナムから訪れた外国人観光客らにチラシを手渡し、閉山期間中の登山道の通行規制などを説明しました。
<山岳遭難救助隊 堀田利治隊長>
「山小屋はもう営業を終えてしまいますし、環境がガラッと変わってしまうので、夏山のようにレジャーの一環として捉えるのはちょっとやめていただきたい」
富士山は2027年7月まで五合目より上の登山道が「通行禁止」となり、違反した場合、罰則が科される可能性もあります。













































































