
静岡県内各地で悪天候が続く中、富士山では土砂崩れに車3台が巻き込まれたほか、登山していた男性2人が心肺停止になる山岳遭難事故がありました。
9月9日は夜遅くにかけて県内に「線状降水帯」が発生する恐れもあり、大雨災害に引き続き注意・警戒が必要です。

窓の下まで土砂に飲み込まれた車。9月9日午前0時頃、富士山富士宮口五合目駐車場で、土砂が崩れているのを現場にいた作業員が発見しました。
<富士支局 杉村直美記者>
「富士宮口五合目の土砂崩れの現場です。こちらから土砂が流れて駐車場の方に行き、車まで押し寄せてしまったとのことです」
県によりますと、土砂は大雨の影響で長さと幅が10メートル、厚さが60センチにわたって崩落したとみられ、付近に止めてあった車3台を巻き込みました。
朝、現場を確認した山小屋のスタッフはー。
<宝永山荘 高井彰さん>
「きのうの夜の8時からすごい土砂降りが続いていました。土砂崩れしやすいところに、フレコンバックという大きな土のうですよね、土のうを置いて対策はしていたみたいなんですけど、今回それを乗り越えちゃったという感じです」
当時、周囲に運転手や登山者はおらず、けが人はいませんでした。
県は土砂の撤去をほぼ完了し、9月10日以降、原因の調査と対策を進める方針です。
静岡県内は9月8日から9日にかけ富士山の周辺を含め各地で大雨
大気の非常に不安定な状態が続く影響で、県内は9月8日から9日にかけて、土砂崩れが発生した富士山の周辺を含め各地で大雨になりました。

降り始めからの雨量は▼伊豆市天城山で658・5ミリ、▼静岡市有東木では376・5ミリを観測しました。
(9月3日午後8時~9月9日午後4時)
これまでの大雨で地盤が緩んでいて、各地で土砂災害に注意・警戒が必要な状況が続いています。
山岳遭難事故も相次ぐ
一方、富士山では山岳遭難事故も相次ぎました。

警察によりますと、9月9日午前5時半頃、富士宮口の山頂付近で50代の男性が、午前7時頃には富士宮口の新七合目付近で60代の男性が、それぞれ倒れているのが見つかりました。
男性2人はいずれも心肺停止とみられ、県警の山岳遭難救助隊員が出動しました。
下山してきた登山者はー。
<山頂まで登った登山客>
「朝下山するときも頂上は雨風が強くて、風が強すぎて息ができないぐらいの強さで大変でした」
<山頂まで登った登山客>
「風が強くて頂上の山小屋に泊まっていたんですけど、しばらくはみんな座り込みながら下っていくような感じでした」
大雨災害と登山者の事故が相次いだ富士山。9月10日、山頂に通じる登山道が閉鎖されて夏山シーズンを終えます。













































































