
これから食欲の秋が徐々に本格化していきますが、秋の味覚の「代表格」が気軽に食べられなくなるかもしれません。
北海道を中心に水揚げが始まった「秋サケ」ですが、2026年は歴史的な「不漁」になるという厳しい予想が出ています。
水揚げが減ると価格が上がるためこの秋、サケは高嶺の花になりそうです。
歴史的不漁で2025年の価格の3倍に

輝くイクラに分厚いサーモン。静岡県焼津市の「焼津さかなセンター」にある「さんすい二号店」が提供する丼です。
<さんすい二号店 青島大介店長>
「注文ものすごく多いですよ、サーモンは。年々多くなっているような気がします」
<野田栞里記者>
「静岡市にある鮮魚店ですが、立派なサケが入荷しています」
これから本格的なシーズンを迎える「秋サケ」。あっさりとした脂乗りの上品な味わいが特徴です。昔から家庭で親しまれてきたサケですが、2026年秋は手が届きにくくなるかもしれません。
<鮮魚日の出 川瀬真吾代表>
「相当いいシャケなんですけど値段もとんでもない。1本で1万6000円以上付きます。2025年だったらこのサイズで1本8000円、9000円。僕魚屋になって20何年なんですけど、いままでで一番高い相場です。サケ全体で言うとまだ5本くらいしか買ってないです。いつもでしたらこの時期で30くらいは買ってます」
「秋サケ」は高値が続き、なかなか仕入れられないというのです。またサケのタマゴ、筋子をめぐってはこんな話も。
<鮮魚日の出 川瀬代表>
「筋子、イクラの値段が2025年の3倍くらい。この時期毎年入って来るんですけど、ウチにはまだ一回も入ってないです。値段も1万円で買ってたものが初日は3万円くらい」
秋サケ歴史的不漁で高騰…筋子も3倍に

なぜここまでサケが高騰しているのか…。その背景には歴史的な「不漁」がありました。
サケは2004年をピークに2025年は50年ぶりの「不漁」となり過去最低の約686万匹に。それを2026年はさらに下回る400万匹と予想されています。
北海道ではサケを増やすためにタマゴを人工的に孵化させ、毎年、10億尾の稚魚を放流しているそうですが減少は止まらず。
専門家は地球温暖化による海水温の上昇によって餌のプランクトンが減ったことなどを理由に挙げています。
出口の見えないサケの不漁。家計には厳しい状況が続きそうです。
シラスの価格は下落予想

サケのように秋の海の幸が獲れないというケースが相次いでいますが、気になるのが「静岡の海の幸」ということで次にまとめました。
まもなく「秋漁」が始まるサクラエビですが、かつてに比べると水揚げの量は少なく、2019年の過去最低の水準からは回復傾向にあります。
シラスは、2024年8月の水揚げ量は約173トンだったのに対し、8月はその4倍の水揚げがあったということで、価格は下がると予想されます。
ほかにも家計に優しい海の幸はあるのか?「鮮魚日の出」川瀬代表にお得な魚を聞いてきました。
<鮮魚日の出 川瀬代表>
「ウチにいま入っていますのが、千葉沖で獲れている真イワシなんですけど、いまだったらこのまま塩焼き。開いちゃってかば焼きにしてもおいしいと思います」
川瀬代表によりますと脂がよくのった高品質のイワシが並んでいるため、いまが買い時だということです。
2026年の食欲の秋は海の異変と賢く付き合っていく必要があります。














































































