
静岡県牧之原市での竜巻被害から1年が経ちました。被害が大きかった細江地区に助産院を開いた助産師は、災害時の母子の安心を守るため竜巻被害の教訓を伝え続けています。
牧之原市細江にある「まある助産院」です。ベビーマッサージの教室や発達の個別相談などが行われ、地域の母親たちの交流の場になっています。
<母親>
「産後とかに相談できる場所があると、ありがたい」
「母子ともにリフレッシュできたなと思います」

<助産師 深澤知美さん>
「竜巻終わって落ち着いたら、誰も来なくなったら、閉院もありくらいの気持ちでいたから」
助産師の深澤知美さん。助産院を開いたきっかけは2025年の竜巻でした。
2025年9月、牧之原市を襲った国内最大級の竜巻。深澤さんは、発災直後に停電や断水が続く中、被災した母子の支援を行いました。
そして、竜巻から2か月後、母子が安心して過ごせる場所をつくろうと牧之原市細江に助産院を開きました。
<深澤さん>
「困る前からの関わりがすごく大事。そのつながりが結果的に何か本当に困った時につながったり、それが育児の不安かもしれないし、災害の時かもしれないけど、そういった時に孤立しないっていうことがすごく大事だなと感じた1年でした」
竜巻被害の教訓から生まれた助産院 災害時の母子支援継続へ
竜巻被害を経験した母親は今も災害時の不安を口にします。
<母親>
「やっぱり身一つで避難できないというか、この子のちょうど離乳食の時期もあったし、オムツもたくさん持っていかなきゃだし。1人で(子ども)2人を連れてどうやって避難しようかと常に考えたりする」
こうした母親たちの不安を受け、深澤さんは、赤ちゃんの防災講座を開きました。
<深澤さん>
「とにかく物を多めに揃えたいっていうところですね。ミルクもオムツも水も、ギリギリでいつも過ごしていたけど、多めに備蓄する癖をつけたいっていうことが挙がっていました」
竜巻被害を経験した母親へのアンケート結果をもとに赤ちゃん連れの避難の教訓や育児用品の備えについて伝えました。
参加者の中には妊娠中に竜巻被害に遭った女性も。
<母親>
「今、生まれてから竜巻被害にあうって考えると、やっぱりこの子が最優先になるので、ちょっと不安なところはたくさんあるので。いろいろ防災グッズを食べたり試したりしようかなと」
<深澤さん>
「やっぱり本当に大変な思いをした人も多くて、それは忘れてはいけない、風化してはいけないなっていう思いがあったので」
竜巻の教訓を、次の世代の母親たちへ。母子の安心を守る活動はこれからも続いていきます。













































































