
最大震度7を観測した熊本地震から8月28日で1か月が経ちますが、今回も大きな問題となったのは断水です。
地震の揺れによる上下水道のダメージとともに浮き彫りとなったのは各家庭の水道管の問題、普段は見えない宅内配管のリスクとは?
■熊本地震では一時最大10万戸が断水
7月28日の午後4時27分、熊本県を襲った最大震度7の地震。多くの家屋が倒壊し38人が犠牲になった災害で、被災者を長らく苦しめたのは断水です。
各地の上下水道が破損して漏水が起きたことで熊本県内では一時、最大10万戸で断水しました。
<被災者>
「とにかくお風呂と洗濯だね」
猛暑に見舞われる中、被災者は水が自由に使えない生活を強いられたのです。この状況、他人事ではありません。
■静岡市:大地震のリスクに備えて水道管の耐震化急ぐ
<難波喬司静岡市長>※8月21日 定例記者会見
「静岡市の場合は液状化に弱い。上下水道がやられる可能性はかなり高い」
静岡市によりますと、市内の水道管2730キロのうち耐震化率は25.9%。南海トラフ地震など大地震に見舞われるリスクを抱え危機感を抱く市は対応を急いでいます。

<静岡市上下水道局 望月宏輝さん>
Q. 今はなにを?
「耐震化の工事をしています。(耐震化されている)管は、抜け防止がついていて、地震がきても、断水のリスクが軽減される」
いま静岡市が進めているのが水道管を交換する工事です。従来の水道管には遊びがなく揺れによって管が外れる恐れがありましたが、耐震管には離脱を防ぐための役目を果たす突起があり地震の際のダメージを減らす効果が期待されます。
ただ、断水対策はこれで万全というわけではないと担当者は話します。
<静岡市上下水道局 望月さん>
「本管は耐震化をしているが、家庭内の管で漏水してしまうと水が供給されなくなってしまう。防災の観点からも、皆さまに意識を高めていただきたい」
■家庭内の「宅内配管」リスク

指摘されているのは「宅内配管」の問題です。宅内配管とはその名の通り私たちが住む住宅の中に設けられている水道管のこと。
水周りだけでなく土台の下や壁の中などいたるところに通されていて、一般的な2階建て住宅だと50メートルほどあるということです。
2024年の能登半島地震では多くの住宅で宅内配管がダメージを受け復旧に時間を要しました。今回の熊本地震でも同様のケースが多数、確認されているということです。
いまだに不便な生活が続く熊本県。金子国土交通大臣は熊本県内の断水が早ければ8月28日中に解消されると話しましたが、これはあくまで行政が管理する上下水道の話。
各家庭で宅内配管がダメージを受けると水は使えないままです。
普段見えない宅内配管は自己責任の範疇にあり、断水のリスクを下げるためには、専門業者に相談するなどケアが必要です。













































































