
熊本や関東で大きな地震が相次いでいます。
こうした中で、日本語がわからない外国からの住民や観光客の命も守るために様々な取り組みが進められています。
7月、静岡県富士宮市に住むブラジルやスリランカ、中国などの出身の市民を対象に防災講習会が開かれました。
「地震だ」
「低く」
「頭を抱えて」
突然の揺れを感じた時に身を守る訓練です。
<ブラジル出身の女性>
Q. (ブラジルで)地震は?
「ないないね。聞いたことがないね今まで」
<中国出身の参加者>
「地震があったら何もできない、怖い」
<ペルー出身 20年以上日本に住んでいる参加者>
「何年日本に住んでいても、体験(訓練)を本当にやったことがないから、とてもありがたい」
海外出身者は地震の経験、備えへの知識が十分でない人が多いのが実情です。
<ラテンアメリカ研究会 角田正則代表>
「地震に対しての経験を少しでもしていただいて、本人たちが健康または自分の身を守れる。本人たちが日本人も助けられればいいかなという考えです」
■避難所に4か国語の表示シート配置 宿泊施設では逃げ出す訓練も
外国出身の住民に加え、富士登山の外国人が多く訪れる富士市や富士宮市では、外国人に向けた地震対策も大きな課題の一つです。
富士宮市が避難所に設置している防災倉庫には、多言語の表示が用意されています。
<富士宮市危機管理局 小林祐太さん>
「資機材の中に災害時多言語表示シートを配備しています。災害時にどうしても外国人の人たちはどこで何が配られるのかとかわからないことが考えられますので、英語やポルトガル語、スペイン語、ベトナム語といった、日本語に加えて4か国語で表記をしています」
市内44か所の全ての避難所に準備しました。
<富士宮市危機管理局 小林さん>
「外国人の人も地震災害は自分ごととして捉えていただいて、いつ起きても自分の命は自分で守る。隣近所で助け合う気持ちを常にもっていただきたい」
外国人の宿泊客が多い富士市のゲストハウスでは、33室すべての部屋にヘルメットや懐中電灯を用意しているほか――。
<ゲストハウス富士と碧 東條杏菜オーナー>
「もしここで地震が起きた場合は、たくさんのサインをこれで見せるので。ついてきてください」
チェックインした宿泊客には避難を呼びかける言葉を教えています。
<ゲストハウス富士と碧 東條オーナー>
「外国の方は地震が起きても何してもわからない。地震と結びつかないと思うんですよね。まずは一番初めにやることとして建物から出る」
さらに...
<ゲストハウス富士と碧 東條オーナー>
「地震です逃げて下さい、エスケープ(逃げて)。ゴーアウト(外に出て)」
実際に呼びかける訓練も定期的に行っています。
<ゲストハウス富士と碧 東條オーナー>
「海外に行って、まさか自分が災害にあうなんて思っていないと思うんですよね。安心してステイできるようにこういう設備で頑張ろうと思っています」
国籍や言葉が違っても命の大切さはみな同じ、日頃からの備えが求められています。













































































