
静岡県内では、理系の女子、いわゆる「リケジョ」の女子中高生を対象にした企業による体験プログラムが行われています。
理系を目指す女性のすそ野を広げ、将来的な採用につなげたいという狙いがあります。
<ヤマハ 剣持秀紀さん>
「(ボーカロイドは)どんな歌詞でも歌ってくれる。ひとたび歌声として存在すれば新しい表現として受け入れられる。そういうことが起きた」
バーチャルシンガー「初音ミク」などの歌声で知られるソフト「ボーカロイド」。
この「ボカロ」の開発者・剣持秀紀さんの話に聞き入っているのは、「リケジョ」、理系を志す女子中高生です。
これは「Girls Meet STEM」と題した体験プログラム。メルカリ創業者の山田進太郎さんが設立した財団と静岡県が連携して進める事業のひとつです。
「STEM」とは、科学、技術、工学、数学の頭文字で、進路としての理系を意識してもらおうと女子中高生を対象にさまざまな企画を行います。
■学生から質問「高校や大学で学んだ理系分野が就職で生きたことは?」
8月20日は、楽器メーカー・ヤマハで企業ツアーが行われ、県の内外から約30人の中高生が参加しました。
<参加者>
「高校や大学で学んだ理系分野が会社や就職のときに生きたことは?」
<ヤマハ研究開発統括部 谷口あおいさん>
「大学でプラスチック・ゴムがどんな構造か、特性かを研究をしていて、今(会社で)その特性がどう音に変わるのかという研究をしている。自分の専門どまんなかを生かす仕事をしている」
■「個性を生み出す一つとして女性技術者の視点は必要」
現在、ヤマハの女性技術職は全体の上約1割(9.9%)。女性社員との交流では、参加者から技術職として働くことへの質問が出ました。
<ヤマハ 人事・総務部 藤原舞さん>
「世の中に新しいものを生み出していくには、いろんな個性が掛け合わさってこそ生まれていくと思っている。その個性を生み出す一つとして女性技術者の視点は必要」
参加者の目には、憧れの仕事は、どのように映ったのでしょうか。
<高校1年の女子生徒>
「女性も多いし多様性があっていいなと思った。研究職を目指そうと思っています」
■2030年にはIT人材が最大79万人不足の予測
経済産業省によると、IT人材は2030年に最大で79万人が不足すると予測されていて企業の女性技術職の需要はさらに高まっていくと考えられています。
こうした中、企業も獲得や育成に力を入れていて、ヤマハでは2028年までに、全体の女性採用を3割(33%)まで引き上げたいとしています。
また今回、県と連携したメルカリ創業者の山田進太郎さんが設立した財団では、理系を選択した高校1、2年生を対象に、抽選で約500人に10万円を支給するという動きも出ています。













































































