
静岡県掛川市は、8月1日から休日だけでなく平日も含めた中学校の部活動を全面的に廃止し、地域のクラブ活動へ一斉に移行しました。
先行して「地域移行」へ舵を切る現場を取材しました。
「日中は会社員、19時から地域の部活」
真夏のコートで汗を流す生徒たち。掛川市の大浜中や大須賀中など複数の学校から生徒が通う、ソフトテニスクラブです。
指導しているコーチ、実は学校の先生ではありません。
<掛川南STC 落合卓也コーチ>
Q. 普段はどんなことをされているんですか?
「日中は仕事、会社員として働いてますね、19時から地域部活の方をやらさせていただいています」
地域が主体となって運営する部活動の「地域移行」は▼教員の負担軽減や、▼専門的な指導を受けられることなどがメリットです。
掛川市は1日から、平日も含めた中学校の部活動を廃止し、新たにつくった「かけがわ地域クラブ」へ一斉移行しました。
「かけがわ地域クラブ」は従来の部活動の種目を受け継ぐ39のクラブと、手芸や茶道など部活動にはなかった63のクラブで構成されます。
先行して「平日を含めた完全移行」に踏み切った背景には、行政側の強い危機感がありました。
行政側の危機感...
<掛川市教育委員会教育政策課 天野誠指導主事>
「地域間格差、地域ごとに選べる部活動の数に差がある。これが10年後少子化によってさらに開いていく、部活自体もなくなってしまう、種目もなくなってしまう。実際に子どもたちが楽しめるスポーツ文化芸術活動がどんどんこの町になくなっていってしまう」
地域の大人たちが支える新たなスポーツの形。コートには、学校の枠を超えて集まった子どもたちの笑顔が広がります。
<生徒1>
「楽しいですね。他の学校の子とやるのはちょっと緊張するけど、アドバイスしてやっていくのが楽しい」
<生徒2>
「より充実した練習ができてるなって思います。(コーチが)改善点などを教えてくれるから自分でも前より良くなっているなと実感してます」
<落合コーチ>
「子どもたちがソフトテニスを好きになってもらいたい。普及活動としてやらせていただいてます」
<天野指導主事>
「とにかく我々としては課題に耳を傾けて一個一個解決して行くことが全体としてかけがわ地域クラブのより良い発展や、子どもたちのより良い居場所作りにつながっていくのかなと思います」
掛川市は半年後をめどにアンケートを実施し、課題を洗い出す方針です。持続可能なモデルに向け変革がスタートしています。













































































