
2026年の一番茶の生産量で静岡県が2年ぶりに全国1位になりました。
静岡県内の茶業関係者からは喜びの声が上がる一方で、トップを維持するため担い手の確保など体制の強化を求める意見も出ています。

静岡県島田市にある創業78年のお茶問屋。店頭には、2026年の一番茶が並んでいます。
<朝日園 朝比奈美紀さん>
「こちらが5月初めに摘み取った川根の一番茶です」
8月18日、農林水産省は全国の茶産地における2026年の一番茶の荒茶生産量を発表しました。
静岡県は、2025年より約30%多い1万700トン。2025年1位だった鹿児島県を上回り、2年ぶりに首位に返り咲きました。
<朝比奈さん>
「すごくうれしいです。静岡茶はお茶のブランドとして日本一だと思っていますので、それを証明できたかなと」
2025年と比べて生産に適した天候に恵まれたほか、国内外で需要がある抹茶の原料、「てん茶」への生産シフトも功を奏しました。
<朝比奈さん>
「てん茶の生産量が増えたこと自体は農家さんのやる気にもなるし、お茶を飲んでくれる方が全体に増えるのですごくうれしい」
■首位返り咲きも求められる生産体制の強化
一方、島田市の井村製茶の6代目・井村代表は、生産量の維持には担い手の確保が欠かせないと訴えます。
<井村製茶 井村典生代表>
「20代とか30代の人がまったくいないので、そういう人たちが入れる茶業にしないと本当に厳しい」
作業の効率化のため、農地の区画整理も必要と指摘します。
<井村代表>
「斜面だとなかなか機械化ができなくて、またこういう平坦な畑を大区画にしてやってかないと」
生産現場の実情を踏まえ、JAや行政が支援に乗り出しています。
■JA静岡・JA清水「茶畑へのスプリンクラー設置の支援」市に要請

19日、JA静岡市とJA清水は近年の高温を考慮して「茶畑へのスプリンクラー設置の支援」などを静岡市に要望しました。
「新規就農者に関しては手厚い支援をしていきたい。今の高齢者の方もいるが頑張っていただいて、生産をしっかり支える体制でいこうと思う」
また、県は新たなブランド「JAPAN TEA SHIZUOKA」をつくり静岡茶の魅力を海外に発信しています。
トップの座を守るためには、国内外の需要に対応しつつ、生産基盤の強化を継続する必要がありそうです。













































































