
観光の街・静岡県河津町で毎年夏に行われてきた花火大会が8月17日夜、約半世紀の歴史に幕を閉じました。

実は全国で花火大会は減少や規模の縮小が相次いでいます。背景にあるのは資金不足。続けたくても続けられないジレンマを抱えながらの終了です。
海の上で大輪の花を咲かせる水中スターマイン。河津町で開かれた今井浜花火大会は、多くの歓声に包まれました。
「星みたい!キラキラしてる」
「今回が最後って聞いて来たんですけど、ちょっと悲しいですね」
2026年、50回目を迎えた伝統の今井浜花火大会。8月17日が最後の開催でした。

<河津小学校の5年生>
「今回が最後って聞いて、来たんですけど、ちょっと悲しいですね。もうちょっと続けたらいいと思います」
<河津町に住む人>
「今回が最後というのをお聞きして、ちょっと寂しくなりました。毎年あったものなので、すごいお客さんとかでにぎわっていて、ちょっと恋しくなっちゃいますね、なくなったら」
かつて、この花火大会は1000発の花火が河津町の夜を彩る時期もありましたが、最後の大会で10分間で打ち上げられた花火は約300発でした。
なぜ、花火大会は中止に追い込まれたのか?

なぜ、花火大会は中止に追い込まれたのか?キリンビールの調査によりますと、全国の花火大会は2025年までの5年間で約4分の1が中止や規模の縮小に追い込まれています。

理由として最も挙げられたのは資金不足。物価が高騰する中で協賛金が集まらない状況では開催自体が厳しくなります。
観光地ならではの課題も
今井浜の場合は、観光地ならではの課題もあります。

<河津町観光協会 関圭宏会長>
「15年ぐらい前、そのぐらいから業者さんも減りつつあって、なかなか(協賛金が)集まりにくいというのは肌で感じていました」
今井浜ではスポンサーだった民宿の数が激減。最盛期は70件あった民宿がいまは10件ほどになりました。
部屋から花火がきれいに鑑賞できることで知られる民宿は、花火大会がなくなることの寂しさを隠せません。
<民宿 わたや 島崎治哉さん>
「子どもの頃は、(花火が)大量に打ち上がっていたので、それが年々年々縮小していたのは寂しいような感じですよね。どうにもならないというかね、時代の流れなんですかね」
夏の集客に欠かせない花火大会の消滅。地域経済の低迷に拍車をかける恐れがありその状況は深刻です。
今後、花火大会を続けていくにはいくつかの対策が考えられます。いま各地の花火大会では観覧席の有料化やクラウドファンディングによる資金集めが進められています。
ただ、物価の高騰は今後も続くことが予想され花火大会にとっては正念場が続きそうです。













































































