
間もなく収穫期を迎える2026年の新米ですが、2025年の「古米」よりも安く買える「逆転減少」が起きるかもしれません。背景にあるとみられるのは令和のコメ騒動による異例の「コメ余り」です。

<富士山白糸ファーム 渡邉亜子さん>
「いまこういう感じで、まだ青いですけどしっかりと粒も硬くなってきているので、しっかりと中身が入っている」
静岡県富士宮市の富士山白糸ファームです。2026年は天候に恵まれ、稲は順調に生育しています。
ひと月後には稲刈りを迎える見込みですが、農家が気にしているのが「今年の価格」です。
<富士山白糸ファーム 渡邉さん>
「だいぶ市場を見ると下がっているので、まあ6、7割ぐらいには落ちちゃうんじゃないかな」
新米の価格が下がる理由は…
新米の価格が下がると予想する理由のひとつが、「コメ余り」です。

<富士山白糸ファーム 渡邉さん>
「去年取れたコメがまだこれだけ残ってる状態。どれくらいですかね、多分1トン以上は残ってるんじゃないかな」
2024年、猛暑による不作などから、コメの流通量が減りました。
2025年産のコメは前の年より集荷量が増えましたが、価格の高騰を受けた「買い控え」などにより消費者の「コメ離れ」が進み、コメが余る状況に。
「令和の米騒動」により影響が
需要に対し供給できるコメの量が多いため、新米の価格は下がるとみられています。専門家は、「令和の米騒動」により、社会のコメの流れが混乱していると分析します。

<静岡大学 柴垣裕司教授>
「(コメの価格が)去年は高く、それによって皆が作付けを増やす状況になってしまって、今度は供給の方が需要を上回るという状況になってしまうので価格が下がっていくということになる」
古米より新米が安くなる「逆転現象」の可能性も
一方、2025年産のコメは価格が高い時期に卸売業者が仕入れたため値下げしにくく、今後、古米より新米が安くなる「逆転現象」も起きる可能性があるといいます。
静岡市のスーパーマーケット「フードマーケット・マム曲金店」では去年とれたコメが並んでいて、値段は安い商品で税込み2900円を切る価格となっています。

<フードマーケット・マム 上野拓社長>
「我々の予測だとこのまま大きな台風とか天候の荒れがなければ、下がるっていう状況では今考えている。2000円台では入ってくると思う」
仕入れ値は2025年より4割ほど安い2500円前後を予定していて、いま売っている古米よりも数百円安い価格で店頭に並ぶ見込みです。
<買い物客>
「やっぱり楽しみ。おいしいコメが食べれるのはやっぱりうれしい」
<買い物客>
「それはすごくありがたい。秋だからサンマも一緒に食べられたら」
物価高が続くなかでの求めやすい価格の新米。価格の下落に直面する生産者をどう支えていくのかも課題となりそうです。













































































