
8月14日、お盆期間中の山岳遭難を防ごうと警察が静岡県伊豆市の天城山で登山者に注意を呼びかけました。
近年、静岡県内の山で多いのが高齢者の遭難です。経験豊富な83歳の登山家は、高齢者ほど「過信」に注意が必要だと警鐘を鳴らします。
■相次ぐ高齢者の山岳遭難
14日午前、伊豆半島の中央部に位置する天城山では警察官がチラシを配り、安全な登山を呼びかけました。近年、山で相次いでいるのが高齢者の遭難です。
警察によりますと、2025年、県内では114人が遭難しました。このうち60歳以上の高齢者は45人にのぼり、全体の約4割を占めています。
7月には富士山で99歳の登山者が救助を求め、天城山では2026年6月、80歳の女性が滑落して死亡する事故がありました。
<伊豆中央警察署 嶋津雅信地域課長>
「高齢者は体力的にも劣るところがあるので、登山をするにも時間がかかる。時間がかかることによって、日没を迎えて道が分からなくなる、ヘッドライトを持っていない、そういうことで遭難しているケースが多い」
■富士山2252回登破の83歳登山家が語る"過信の危険"
2026年8月14日時点でこれまでに2252回富士山に登った83歳の登山家、「ミスター富士山」こと實川欣伸さんです。
<實川欣伸さん>
「己を知り相手を知る、要するに『山を知る』ことです」
2026年も8月14日までに4回富士山に登った實川さんは、高齢者ほど「自分はまだ登れる」という過信が、事故につながると指摘します。
<實川さん>
「(年を取ると体力や体温が)戻る時間が全然違う。若い頃なら少し早足で歩けば体も温まるが、年を取ればそうはいかない。自分にはその山に登るだけの体力や技術、知識があるのか。そのコースや所要時間がどれくらいかかるのかを把握することが一番大切だと思う」
警察は、登山をするときはヘッドライトや雨具の持参を徹底し、余裕を持った登山計画を立てるように呼びかけています。













































































