
厳しい暑さが続く中、熱中症による救急搬送が相次いでいます。特に注意が必要なのが高齢者ですが、医師は高齢者が屋内でエアコンを使わずに熱中症になるケースが多いと指摘します。

<坂口将也記者>
「現在の気温は33℃を示しています。日差しが照り付けています」
8月10日の静岡県内は高気圧におおわれ気温が上昇しました。浜松市佐久間で34・4℃、三島で33・5℃、川根本町で33.1℃など県内17か所で真夏日となりました。
民生委員が高齢者宅を訪問して体調確認
10日午後、民生委員の清野文雄さんが高齢者のもとを訪ねていました。

<静岡市児童委員協議会 清野文雄さん>
「どうですか?毎日暑いですが」
<80代の女性>
「暑いからどこの部屋もエアコンつけている」
民生委員は、地域の高齢者などの自宅を定期的に訪ねて相談にのり、体調を確認しています。この日は熱中症対策について書かれたチラシを渡して注意を呼び掛けました。
<80代の女性>
「安心ですね、一人暮らしなので。民生委員の方が来てくれるのは安心する。顔を合わせると」

<静岡市児童委員協議会 清野文雄さん>
「顔の見える、皆さんとのつながりの中で、地域ならではのお手伝いができるのではと思って活動している。支え合いのシステムができにくい所があるが、我々がやっていかなければ続かないので続けていきたい」
熱中症による搬送者の約6割が65歳以上
2026年、静岡県内の熱中症による搬送者の数は8月2日の時点で1160人。そのうち、約6割が65歳以上です。

掛川市では8月7日、76歳の女性が熱中症の疑いで病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。消防によりますと、女性は一人暮らしで、エアコンが稼働していない部屋で意識のない状態で発見されたということです。
高齢者はどんなことに気を付けるべき?
熱中症のリスクに対して高齢者はどんなことに気を付けるべきなのでしょうか。

<静岡あおい消化器内科クリニック 北村匡院長>
「(熱中症で)圧倒的に多いのは屋内の高齢者。クーラーの涼しさを心地よく思わない人が非常に多いので、体が熱くなってくるのを防御する方法をもたずに熱中症が進んでしまう」
北村院長によりますと、熱中症を防ぐための基本はクーラーの効いた涼しい部屋で過ごすこと。そして、本人が気付けない変化を周りの人が見つけることも重要だといいます。
ボーっとしていたり、会話でろれつがまわっていなかったりすると熱中症の疑いがあるということです。
<静岡あおい消化器内科クリニック 北村院長>
「昔の近所付き合いみたいに、声掛けをし合うということが一番」
厳しい暑さから命を守るために、ひとりひとりが熱中症を正しく理解し、周りにも気を配ることが大切です。













































































