「潮風に吹かれながらの飲食で楽しんで帰ってくれる」ビーチのにぎわい創出へ...工夫を続ける海の家 営業時間を夜まで延ばす"夕涼み営業" 期間限定の娯楽として定着=静岡・牧之原市

厳しい暑さで涼を感じられるスポットに多くの人が訪れるなか、静岡の夏の楽しみ方にひとつの変化です。

海水浴場では、海の家が暑さを逆手に取った新しいスタイルに挑戦しています。

富士山の湧水で知られる白糸の滝です。8月7日も世界各地から人が訪れ、涼を感じていました。

水温は年間を通じて12℃で、水しぶきを浴びた人はー。

<観光客(オーストラリア在住)>
「It's Amazing. Very nice」
<観光客>
「涼しい。マイナスイオンが出てて、自然のシャワーだから涼しいです」
<観光客(スリランカ出身)>
「ここは涼しいですね。けっこうきれいでよかったです」

■「白糸の滝に来て心も体もリラックスしていただければ」

土産店が立ち並ぶエリアでは、約100個の風鈴が、音色を響かせています。

多くの人に涼みに来てほしい。土産店からは期待の声が聞かれます。

<千鳥屋 渡邊佑紀さん>
「(客は)これからお盆になるにつれて少しずつ増えてくるかなと思っていて。今、本当に暑いですのでみなさん白糸の滝に来ていただいて、心も体もリラックスしていただければ、こちらとしてもうれしく思います」

■「カチ割りみかん」で人気の海の家も…危険な暑さで海水浴客は32%減少

危険なまでの暑さは海水浴にも影響しているようです。

静岡県牧之原市の「静波海水浴場」と「さがらサンビーチ」は2024年の同じ時期に比べると海水浴客は32%減少しています。

市は「詳しい要因は調査中」としながらも「近年の危険な暑さや日焼けを避ける傾向が海水浴離れにつながっているのではないか」と分析します。

かつてのにぎわいを取り戻そうと海の家も工夫を重ねています。

海の家「松風荘」では近年の厳しい暑さを受け、2025年から氷系のメニューを充実させました。

特に冷凍ミカンをふんだんに使った「カチ割りみかん」(税込800円)、はこれを目的に県内外からのリピーターが訪れるほどの人気だということです。

■客の要望で“夕涼み営業”行う海の家も

ピーク時は20軒以上あったという静波海水浴場の海の家も2026年は2軒のみ。

「静波館」は近年、客からの要望があれば営業時間を夜まで延ばし、“夕涼み営業”を行っています。

<地元からの客>
Q. 夕陽を見ながら飲むのはどうですか
「いいですね。家の中だと暑いけど、やっぱり波のおかげ」
<地元からの客>
Q. 月にどれくらい集まっているんですか?
「月に3、4回」

“夕涼み営業”の売り上げは全体の1割にも満たないということですが、地元客を中心に「期間限定の娯楽」として定着し始めていて、近くに住む人であれば無料で送迎も行っています。

<静波館 藤田美智枝さん>
「ここは海を見ながら、潮風に吹かれながらの飲食ということで、皆さん心身リフレッシュされるようで、楽しんで帰ってくれる」

厳しい暑さで海の家の営業スタイルも新しい形に変化しています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

関連タグ

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1