新静岡セノバに「シェア型レストラン」オープン 初期費用を抑えて"お試し出店"できる新たな営業スタイル=静岡市

新静岡セノバのフードコートにシェア型レストランが導入されました。

家賃を支払うことでお試しで飲食店が始められる、このシステムは静岡県内でも広がりを見せています。

新しい営業スタイルの魅力とは?

■「トライアルでも出店しやすい企画」

7月28日、新規オープンに向けて最後の準備を進めていたのは人気のカフェ「けのひ堂」のスタッフ。

開店する場所は新静岡セノバのフードコート。「シェア型レストラン」という取り組みです。

<セノバ事業部販売促進課 鈴木啓太さん>
「長く使用されていなかった区画について出店の募集をしていた。今回のこのトライアルでも出店しやすい企画をスタートさせることで、より身軽にフットワーク軽く様々な業種をチャレンジしていただきたい」

■シェア型レストランとは?

シェア型レストランとはいわゆる「間借り営業」のレストランです。新静岡セノバでは約3年ほど空きスペースになっていた区画を貸し出すことにしました。

ショーケースやレジシステムなど営業に必要な設備を備えているため、初期費用を抑えて出店できることが特徴です。店舗側にとっては、商業施設ならではの集客力も期待できます。

<けのひ堂スタッフ 壽守逸平さん>
「常連のお客さんが多く、新規のお客様を取り入れられていない部分があったので、セノバの集客力をお借りして新しいお客様を取り入れられればいい」

■曜日ごとに店が入れ替わるシェアキッチンも登場

シェア型レストランは商店街の一角にも。

2024年10月、静岡市葵区にオープンした「シェアキッチン北街道」は曜日ごとに店が入れ替わり、さまざまなジャンルの飲食店が営業しています。

この日はケニア紅茶カフェ。週に1度の営業は実際に自分のお店を持てるかどうかの試金石となります。

<ポアティールーム 根生あゆみオーナー>
「店舗を持つとなると固定費や経費が掛かってしまうので、週に1回だと少しずつステップアップしていくには良いチャンスだと思う」

<労働者協同組合イドバタカイギ 永井美香子理事>
「働く側も毎日店を開けるのが難しいときに、その方のおすすめの料理を週に2回でも1回でも提供したいし、してもらいたいというニーズには合っている。問い合わせは結構頂いていて、待っていただくこともあったりして」

開業へのハードルを超えるためまずは小さく始めるという新たな選択肢。

シェア型レストランは、飲食店を目指す人の夢を後押しするとともに、街に新しい店や味が生まれるきっかけにもなりそうです。

■ハードルを低く始め実店舗判断へ

シェア型レストランには、初期費用や固定費を大幅に抑えられることや、小さく始めて新メニューや業態などの需要、オペレーションを検証したうえで将来的な実店舗展開の判断ができるといったメリットがあります。

一方で、店舗としての看板や内装などで世界観を表現しにくい場合があることや、客からの認知が難しいときがあるなど、ブランド構築が難しいというデメリットもあります。

ハードルを低く始められることで、新しい飲食店の形が今後生まれていくかもしれません。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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