「家事が回らない時もあるので非常にありがたい」夏休みの子どもの食事をどう確保する? 親世代の負担軽減へ自治体が支援展開=静岡県

夏休み中で学校の給食がないこの時期、子どもたちの食事をどう確保するのかを悩んでいる方も多いかと思います。

この悩みを解消するため、静岡県内では家庭の負担を減らし子どもの食を守る新たな取り組みが始まっています。

■忙しい共働き世帯の負担軽減に

<父親(30代)>
「1週間くらい前に日清の完全メシのシリーズが届きました」

静岡市内の子育て世帯に届いたのはインスタント食品です。静岡市は公益財団法人と協力して市内の小学生3000人を対象に8食分のパンや焼きそばなどを自宅に届ける取り組みを初めて実施しました。

こちらの家庭は両親ともに働きながら3人の子どもを育てています。忙しい共働き世帯にとって負担軽減につながっているといいます。

<息子(小学3年生)>
「チョコパンがおいしかった。おやつの時間に食べました」

<父親(30代)>
「やっぱり毎日準備するのも大変ですし、ちょっと子どもが3人もいるので、なかなかこううまく家事が回らない時もありますので、こう手軽にちゃんと栄養が取れる、こういった食材は非常にありがたいです」

■沼津市:18歳以下の子どもを対象に約1万食のレトルト食品を配る事業を実施

一方で、経済的な事情から食事の確保に苦しむ家庭もあります。

静岡市の調査では、「お金が足りないため必要な食料が買えなかった経験がある」と回答した小学5年生の保護者は全体の約2割に上りました。

こうした中、静岡県沼津市でも新たな取り組みを始めました。

<沼津市職員>
「これね、電子レンジで温めて食べられるので、お家で食べてください」
<子ども>
「ありがとうございます」

沼津市は、夏休みの間、市内に住む18歳以下の子どもを対象に、約1万食のレトルト食品を配る事業を実施しています。

<沼津市こども未来創造課こども家庭センター 神戸佐智子主査>
「やはり給食の提供がないというところで、栄養のある食事が十分に確保できないリスクが高まる。どのようなお子さんも、ぜひ、気軽にいらしていただければ」

■周知不足も課題に

ただ、自治体主導の活動には限界も。沼津市は2026年度に500万円の予算を付けましたが、これで全てが足りるわけではありません。

周知不足も課題の1つで「本当に必要な子にどう届けるか」を考えた結果、沼津市は市内に16か所ある「子どもの居場所」で誰でも直接受け取れる仕組みをつくりました。


「ちょっと生活が苦しくて、電気が止まってたり、そういうことでね、学校に行く子どもたちは、給食1食だけでも食べれるっていうのがあるんだけど、やはり長い夏休みっていうのは、そういう(悲しい)事件が結構多いんで、本当に、民と官が、さらに協力し合ってやれたらなって思ってます」

■困窮世帯の約6割が「十分な食料買えず」自治体ごとの支援広がる


県内でも食事の支援の必要性は高まっていますね。

<坪内明美記者>
子どもの支援に取り組む団体の調査によりますと、経済的に困窮する子育て世帯の約6割が『物価高などで十分な食料を買えなかった経験がある』と回答しました。

さらにそのうち約2割の家庭で、子どもの食べる量や回数を減らすなど厳しい実態が浮き彫りとなっています。

<影島キャスター>
県内の自治体の支援の方法はどうなっていますか?

<坪内記者>
子ども食堂などの活動費を支援して開催の頻度を増やすサポートをする形や、困窮世帯へネットスーパー経由で自宅に食料品を届ける取り組みを行っている自治体もあります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

関連タグ

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1