
厳しい暑さが続くなか、熱中症による救急搬送が相次いでいます。命を守るための救命救急の現場を取材しました。

8月3日の静岡県内は高気圧におおわれ気温が上昇。▼磐田で33.6℃、▼浜松市中央区で33.4℃、▼浜松市佐久間で32.7℃など県内13か所で真夏日となりました。
命を守る現場では対応に追われる
日々、警戒しなければいけないのは熱中症です。

7月下旬の藤枝市立総合病院です。この日の県内は「猛暑日」を記録し、救命救急センターに運ばれてくるのは熱中症の患者です。命を守る現場では、医療スタッフが休む間もなく対応に追われていました。
<医療スタッフ>
「手を握れますか? 足をバタバタできますか?」
80代の女性は屋外での作業中に具合が悪くなったといいます。患者の状態を確認しながら、スタッフが治療にあたります。
<医師>
「きょうお水どのくらい飲みました?朝から」
「実家の中クーラーついてなかったですか?部屋は暑かったですか?」
女性は熱中症による脱水症状がみられたため、点滴を受けました。
入院が必要な患者も増えている

<藤枝市立総合病院 救命救急センター 藤原一樹医師>
「暑くなってきてから患者さんの数としては増加傾向の印象はある。点滴を必要とする方も多くなってきて、入院加療も必要となってくる方も今月に入ってから増えています」

熱中症による搬送者の数は増加していて、県内では7月、985人が搬送されました。重症化すると意識障害などを引き起こし、命に関わることもあります。
運ばれてきた患者は40℃を超える危険な体温
午後2時半過ぎ、運ばれてきたのは90代の女性。熱中症が疑われます。

<救急隊員>
「屋外に20分くらいいました。熱が40.2℃」
40℃を超える危険な体温です。医師や看護師がすぐに点滴や体温管理などの処置にあたります。
<藤枝市立総合病院救命救急センター 三木靖雄センター所長>
「熱中症の可能性が高い。熱い、触ったら」
三木センター所長は、最近の傾向として屋内での熱中症が増えていると指摘します。
<三木センター所長>
「屋内にいると、『熱中症にはならない』と皆さん思っているので、なりやすい」
特に高齢者は、暑さや喉の渇きを感じにくくなるため、気づかないうちに症状が悪化してしまうケースも少なくないといいます。
<三木センター所長>
「エアコンをつけるのと、風通しを良くすること水分を取ること。喉が渇かなくても水を取ってもらうことが大事」
これからは湿度の高い日が続き蒸し暑くなります。熱帯夜も多く、日中だけではなく朝や夜の暑さへの注意が必要です。













































































