「リニア開業の見通しは年内に示す」国交大臣とJR東海社長が面会 一方でリニア工事で失われる自然を上回る保全を目指す取り組み「ネイチャーポジティブ」初会合実施

リニア中央新幹線をめぐり、JR東海の丹羽社長は7月24日、国土交通省の金子大臣と面会し、開業時期について年内にも示す考えを明らかにしました。

一方、静岡市では工事で失われる自然環境を上回る保全を目指す「ネイチャーポジティブ」の実行委員会が開かれました。

■国交大臣「できるだけ速やかに品川ー名古屋間の開業の見通しを明らかにして」

JR東海の丹羽俊介社長は24日、国交省の金子恭之大臣と面会し、リニア静岡工区の着工の前提となる自然環境保全協定を静岡県と締結したことを報告しました。

<国土交通省 金子恭之大臣>
「リニアについては沿線の方々の早期開業への期待がものすごく大きいことから、できるだけ速やかに品川ー名古屋間の開業の見通しを明らかにしていただきますようにお願い申し上げたい」


「(静岡工区の)工期についての検討にはそれなりの時間を要すると考えていますけれども、これを踏まえ、開業の見通しにつきまして年内にはお示しをしたい」

リニア中央新幹線をめぐり、JR東海は当初計画していた品川ー名古屋間の2027年開業を断念。

7月、鈴木康友静岡県知事が静岡工区の着工を容認し、沿線の自治体からは新たな開業時期の提示を求める声が上がっていました。

<丹羽社長>
「(静岡工区の着工)時期についてもまだ未定で。決まった段階でお示しする」

■リニアで失われる自然を上回る保全を目指す取り組み「ネイチャーポジティブ」初会合

一方、静岡市ではリニア工事で失われる自然を上回る保全を目指す取り組み、「ネイチャーポジティブ」の実行計画を策定するための初の委員会が開かれました。

24日の会合では、高山植物をシカの食害から守るため、柵の設置を拡大することや大井川の上流域に生息する絶滅危惧種ヤマトイワナについて、交雑を防ぐ対策を進めることが確認されました。

<静岡市 難波喬司市長>
「これだけの規模、範囲でネイチャーポジティブの取り組みをやることは日本で初めてだと思います。覚悟を持ってやっていきたい」

静岡市は2027年度からの10年間をネイチャーポジティブの計画期間としています。

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