「全国的にも稀有な施設になるかもしれない」天竜浜名湖鉄道が宿泊事業に初参入! "エヴァの聖地"宿不足解消に一手 車両基地の建物を改装して貸し出しへ=静岡・浜松市

静岡県西部を走るローカル線・天竜浜名湖鉄道が新たな事業に乗り出すことになりました。

車両基地にある築80年以上の建物を宿に改装して、貸し出すというものです。その狙いとは。

<天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長>
「旅館業法に基づく宿泊事業、いわゆるホテルを直営で経営したい」

7月21日午後、天竜浜名湖鉄道が発表したのは、宿泊事業への参入です。2027年で開業40周年を迎える天竜浜名湖鉄道。宿泊事業は初めての大きなチャレンジです。

リノベーションを施し宿泊施設に改装するのは、天竜二俣駅の車両基地。築年数は86年を超える古い建物です。

■鉄道ファンには「たまらない」宿

<松井社長>
「現在物置として使っている。以前より作業する道具などを保管していた」

室内は従来のイメージを残しつつ天竜の木材を使ってリフォームし、一度に最大6人が宿泊できます。すぐ隣には、天浜線自慢の扇形車庫に、転車台。

鉄道ファンには、たまらないお宿です。

<松井社長>
「なかなか車両基地内に宿泊施設があるというところは全国的にも、もしかしたらここだけじゃないかという稀有な施設になるかもしれない」

■「二俣に行っても泊まれるところがない」アニメ『聖地』の課題解決へ

そもそも、なぜローカル鉄道が宿泊施設の運営に乗り出すのか?その背景には地元が抱える課題があります。

<中野祐介浜松市長>
「二俣に行っても泊まれるところがないから困るけど、そういう点では丁度いい(施設)」

天竜二俣駅は近年、アニメ『シン・エヴァンゲリオン』の聖地として多くの観光客が訪れる一大スポットになっています。

しかし、駅のある二俣地域は、観光客が泊まれる宿が少なく経済的な波及効果を受け止め切れていませんでした。

<松井社長>
「われわれが先駆けで宿泊施設をやることで(旅行)客を呼びたい。地域振興に寄与したい」

地域の新たな顔は地元に恩恵をもたらすことができるのか。宿泊施設の完成は2027年3月の予定です。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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