
静岡県御殿場市のサッカーグラウンドで7人が重軽傷を負った倒木事故を受け、御殿場市は市内の都市公園で緊急点検を始めました。
樹木医は樹木の感染症「ナラ枯れ」などにより木が弱っていた可能性を指摘しています。
御殿場市が市内の公園で7月21日から始めた木の緊急点検。弱っている木が公園内にないか調べています。
<御殿場市公園緑地課 中山美幸さん>
「安心して公園を使っていただけるように。市内に93の都市公園がありますので、指定管理者に依頼をしています」
■高さ約15メートルの木が倒れ7人が重軽傷
7月19日正午ごろ、御殿場市神山の「SKピッチ時之栖グラウンド」で、高さ約15メートルのコナラの木が倒れ、サッカー少年団の交流試合を観戦していた人たち7人が重軽傷を負いました。
<金原一隆記者>
「御殿場市のサッカーグラウンドの倒木現場です。倒れた木は現在もそのままの状態です。ネットを支える金属製の支柱は、木の重さで大きく曲がってしまったままです」
警察が調べた結果、直径41センチあるコナラの木の重さに耐えきれず、根の部分がちぎれて倒れたとみられることが分かりました。
なぜ根の部分がちぎれたのか。日本樹木医会の県支部長は、倒れた木を見たとき、「木の異常」に気づいたと言います。
<日本樹木医会 本間康裕県支部長>
「1番気になったことは、枯れ枝の多さですね。倒れた衝撃で枝先の枯れた葉っぱが、もう真っ白に変色した葉っぱが散らばっているというような状況。地域的なことで言うと、5〜6年前に起こった『ナラ枯れ』の後遺症ということも、ちょっと考えられなくはない」
■過去の「ナラ枯れ」後遺症の可能性も

本間支部長は、2020年頃に箱根山ろくの御殿場市などで木が枯れた「ナラ枯れ」が木が弱くなった原因の一つと考えられると指摘しました。
「ナラ枯れ」は樹木の感染症で、水分や栄養が行き渡らなくなり、木が弱ってしまうということです。
今回倒れた木も6年前に発生したナラ枯れの影響があった可能性も視野に調べる必要があるということです。
<本間県支部長>
「樹木は人の生活の近くにあるので、常に何かあれば人や車に被害を及ぼす可能性がある」
緑の葉が出る時期に枯れた葉が多い枝があることは、害虫や菌類の影響で木が弱っていることを表す場合があるそうです。
今回のような倒木の発生を未然に防ぐために、枯れ枝やキノコが生えた木に気づいたら公園などの管理者に連絡してほしいということです。













































































