
静岡県内では、主に子どもが感染し手足や口に発疹ができる「手足口病」の患者が急増し、警報レベルが続いています。今後さらに流行が広がる可能性があるとして、県は感染対策の徹底を呼びかけています。
静岡市内の小児科医院です。
<母親>
「熱が出た後に、ぶつぶつができてきたので連れてきました。手足口病と言われました」
今、手足口病の患者が急増しています。
■「水ぼうそうと間違えられることも多い」

<キッズクリニックさの 佐野正院長>
「この1週間ぐらいで急に増えている感じ。静岡市内駿河区、この辺りで増え出したのは先週ぐらいから」
「手足口病」は、手や足、口の中などに発疹ができるウイルス性の感染症で、主に乳幼児の間で流行し、まれに脳炎など重い症状を引き起こすことがあります。
県によりますと、直近1週間の1医療機関あたりの患者数は「9.58人」となり、警報レベルの基準である「5人」を超えています。警報レベルを超えたのは2024年以来、2年ぶりです。
佐野院長は、最近の症状の特徴について「派手さ」を指摘します。
<佐野正院長>
「よく『派手派手手足口病』や『ケバケバ手足口病』という表現を使うのですが、従来は手のひら、足の裏、口の中が中心の病気で、熱もあまり出なかった。今はヘルパンギーナを合併してのども痛くなり、発疹も膝小僧や手のひら、足の裏だけでなく、足全体や体の側面など広い範囲に。水疱も大きくなるので、水ぼうそうと間違えられることも多いようです」
■子育ての現場では感染対策を強化

子育ての現場では、感染対策を強化しています。
<保育士>
「手を洗いましょう~」
外で遊んだ後や、食事の前には念入りに手洗いします。
<保育士>
「自分のタオルのとこ行って」
園では、手足口病などの感染症の対策として乳幼児クラスから個別のタオルを使い、おもちゃなどの消毒を徹底しています。さらに、子どもたちが丁寧に手洗いするための工夫もー。
<東海幼稚園 伊藤道代園長>
「幼児クラスからはあえて(固形の)せっけんでやってるんですね、やはり自分で泡立ててよく洗うとか。もう少し丁寧にやらなきゃいけなくなるじゃないですか。そういう普段の衛生面からも経験につながるように考えています」
■感染経路は「接触感染」
今後、手足口病の流行はいつまで続くのでしょうかー。
<静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「夏の頃がピークで、秋になると下がってくるっていうパターンを取ります」
県によりますと、過去の傾向では7月頃に流行のピークを迎え、9月頃までに終息することが多いとされていますが、2024年の流行時には11月まで警報レベルが継続しました。感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染や、よだれや鼻水などに触れることによる接触感染です。
<後藤幹生センター長>
「おもちゃとか口を拭くタオルとかいうのは別々(手足口病に)かかってるお子さん専用にしてもらうとかですね。元々個人で分けておくとかですね」
県は、水分がとれなかったり、高熱でぐったりしている場合などは迷わず医療機関を受診するよう呼びかけています。
県は、受診させるべきか判断に迷った際は、専門の看護師や小児科医から24時間年中無休でアドバイスを受けられる「静岡こども救急電話相談(#8000)」の利用も呼びかけています。













































































